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日付:2010年11月17日
タイトル:『神は森に宿る』 日本人は自然と共生できるか?

森林の調査で、長野県飯田市千代の山奥へ行った。飯田市内から車と歩きで、1時間30分かかる山奥である。 この森へ入ったことがある人間は何人いたのだろうか? 人間が入ることを拒絶するかのような急斜面、 一歩まかりまちがえば谷底まで一直線にころぎ落ちてしまう。

 森は、イヌブナ、コメツガ、トチノキを主体とした極相林となっている。その木の大きさは、ただ息をのむことしかできない、 まるで1本1本の巨木に神が宿っているとしかいいようのない姿である。何百年も風雪にさらされてきたとしか思えない風貌は、 完全に人間が入ることを拒絶している。

イヌブナ、紅葉が青空に輝いていた

コメツガの巨木、天をつく高さである

この姿、2本が寄り添いかばい合っているかのようなトチノキ

この大きさは、行き会ったものしかわからない

このような森を見ていると、人間は自然によって生かされているのだという日本人独特な宗教感をもってしまう。 いまの日本人は、心が荒み、社会も疲弊しきっている。昔みたいにもう一度、自然に対する素朴な信仰心や愛情を育むことはできないのだろうか?

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