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お仕事

日付:2010年02月13日
タイトル:『厳しい自然の中で生きる樹木』

森林整備の調査で山の中を歩いていると、いろいろな樹木たちに遭遇する。厳しい条件下で生育している樹木を目の前にすると、 そのふてぶてしさ、その美しさ、その存在感の大きさに対し、自分の(人間の)ちっぽけな存在など吹っ飛んでしまう。 山奥で凛として時空を超えて生きている樹木たちを見てもらいたい。
 
 写真は、長野県北安曇郡小谷村北小谷の雪深い山の中で、4m以上の積雪の中でも、大空に向かって生育している“ブナ”と“ミズナラ” である。こういう巨木に出会うと、人間の存在など無に等しいと感じてしまうのは私だけだろうか。

 凛としたブナの樹形

逞しさを感じるミズナラ

 長野県東筑摩郡波田町の山に成育している“アカマツ”である。もともとアカマツは、まっすぐに伸びて成長するものは珍しいくらいで、 たいがいのアカマツは、曲がっていたり、斜めだったり、周りの樹木に影響を受けやすいものであるが、この写真のように真ん中から同じ太さで、 2つに枝が分かれているものは珍しいと思い掲載した。

樹木の生きていく戦略のわざか

 長野県木曽郡南木曽町の山に成育している“イイギリ”である。イイギリの生育区域は、 西日本方面の暖かい地方に生育するものと植物図鑑に載っているが、南木曽町は、長野県でも南部で、 長野県のなかでは比較的暖かい地方であるので自生しているのであろう。

殺風景の冬の山に、鮮赤のイイギリの果実

イイギリの果実

日付:2010年02月07日
タイトル:『環境のつどい in あさひ』 開催する

2月6日(土)、『あさひ環境のつどい』 ~緑の風・清らかな水・豊かな大地~ が開催されました。
 
 この催しは、毎年朝日小学校4年生の環境学習活動の発表の場であると同時に、 朝日村民の皆さんに広く環境問題について考えてもらおうと発足したものです。

朝日小学校4年生57名が発表してくれました



 朝日小学校の4年生1組29名と2組28名の57名による環境学習活動の発表では、水の大切さについて、 ペットボトルやゴミのリサイクルについて、森林の役割について、など自分たちが直接工場へ行ったり、自然の中でで学んだことを大きな声で、 はっきりした言葉で発表しました。
 私も毎年7月に、4年生を対象とした環境教育の一環とした『せせらぎサイエンス』いう朝日村を流れる鎖川で、 水生生物による水質検査を実施していますので、子供たちがどのような発表をするのか、楽しみにしています。

環境学習活動を発表している4年生の皆さんです

 環境については、子供の頃から学ぶことがとても大事なことだと思っています。子供たちが一生懸命環境問題と取り組んでいる姿に、 我々大人なも未来の子供たちに美しい地球を維持し残すことを真剣に考えたいものです。

 子供たちの発表の後、山岳ガイドの赤田幸久氏による「南極のおはなし」と題した講演がありました。氏は、 第49次南極地域観測隊の越冬隊員として、1年3カ月にわたり昭和基地で活動をした方です。
 南極での経験談や美しいオーロラの写真など、本当に南極へ行った人しかできない話をしていただき、私も大変興味深く聞きました。

講師の山岳ガイド 赤田幸久氏の講演

南極の氷の厚さについて

 日本ばかりか世界中で、経済の落ち込みがひどく、人々は生きていくだけで精一杯の昨今、環境問題に対しいまいち力がはいりません。 私は地道に一人ひとりが環境というものに取り組んでいくことが大

日付:2010年02月06日
タイトル:長野県樹木医会 研修会開催される

平成22年1月24日(日)に、松本市の「ホテルモンターニュ松本」で長野県樹木医会の研修が開催されました。
 
 研修に先立ち、長野県支部長の小山明氏から挨拶と、23年度長野県で開催予定の一般社団法人日本樹木医会『定時社員総会』 の段取りについての説明がありました。

研修前の打ち合わせ中



 研修の発表では、上条樹木医から、「ナガチャコガネの被害状況と対策」についてと、岡田樹木医から「カシノナガキムシ」 の長野県における被害分布等の発表がありました。

上條樹木医の発表


 
 また、今回の研修は、平年実施している「新年会」と新樹木医の「歓迎会」も合わせて行われました。今回長野県の新樹木医は5名でした。 今後の活躍を期待します。新年会ということで、酒を酌み交わしながら、お互いの情報交換をしました。 酒を呑みながらお互いの考えが理解できる場として、私が一番好きな時間です。

呑みながら情報交換!大事なことです。

日付:2009年11月14日
タイトル:山奥にたたずむ巨木を世に出す

仕事で、長野県南箕輪村の県有林の調査に行きました。標高1,400mの位置にある人工カラマツ林の成立本数や胸高直径・ 樹高などの調査です。
 作業道に沿って、ケヤキやミズナラの単木が目印のように切られずに残されていました。カラマツが植栽された時、ケヤキ・ミズナラ・クリ・ ヤマザクラなどの広葉樹は、ほとんど切り倒されてしまったのですが、何故か免れたケヤキやミズナラが山の主のようにそびえ立っていました。 よくぞ今まで生きていたものだ、そしてこれから何百年生きていくのだろうと、そのたくましさに圧倒されました。

 

山頂のミズナラ 風雪に耐えている姿

同じミズナラの幹 たくましいというより美しさを感じる

紅葉したケヤキ この黄色、街路樹とは大違い

写真下の人と比べてください その大きさがわかる

このたくましいケヤキの幹 誰もを寄せ付けない

こういう空洞を見ると このケヤキの存在感を見せつけられる

急斜面もなんのその 生きていくことはこういうものか

真っ赤なハウチワカエデ 見ているだけでホットする


 これらの巨木を目の前にすると、人間の存在などなんとちっぽけなものなんだろうと、つくづく思わされてしまうのだ。 人間が思っている以上に、自然はしたたかに生きてきているものだ。

日付:2009年11月01日
タイトル:神社林を巡り、旬を食す 『秋満喫講座』 を開催

 10月31日、朝日村教育委員会主催の『秋満喫講座』が開催されました。 天気は快晴で風もなく楽しいひと時が過ごせました。

 参加者は約30名で、神社林を巡りながら、写真家である宮嶋洋一氏による風景等の写真の撮り方を教えてもらいました。

公民館前 9時集合 挨拶中です

 最初は、朝日村の西洗馬地区にある「光輪寺」というお寺に行きました。鬱そうとしたスギに囲まれたお寺です。神社林の成り立ちを説明し、 イチョウ巨木などを見て回りました。次に朝日村の古見地区にある「古川寺」に行きました。 ここではトチノキの巨木説明や真っ赤に色づいたヤマモミジに参加者の皆さんシャッターをきっていました。

光輪寺で、神社林についての説明

小春日和の中で!

古川寺にある巨木の説明中です

 最後は、同じ地区にある「芦の池」周辺を散策しました。ここには「朝日村天然記念物」に指定されている“カヤ”の巨木があり、 江戸時代から続く旧家の門の脇にどっしりと生育しています。白い土壁と相まって、朝日村のパンフレットの表紙にも使われる場所です。

「朝日村天然記念物」のカヤの木

巨木のカヤについての説明中 

白い土壁とカヤの木、絵になります。

 お昼は、「芦の池」湖畔にある“新明館”という料理屋で、マツタケご飯、マツタケ入りの茶わん蒸し、新そばを食しました。 参加者の皆さんも満足した様子でした。

“新明館”にあるヤマモミジ。真っ赤で吸い込まれそうでした。 

 外でのイベントは、天気が良ければ99%成功といえます。この日も小春日和の中、ゆっくりと神社林の散策ができました。参加者の皆さんも 「また来年も来たい」と言って帰られました。

日付:2009年09月03日
タイトル:水生生物調査『せせらぎサイエンス

8月28日(金)に、水生生物調査『せせらぎサイエンス』が行われました。『せせらぎサイエンス』は今年で5回目となり、 朝日村の真ん中を流れる“鎖川”の水質調査を水生生物により、調査するものです。調査するのは、毎年朝日小学校4年生で、 環境教育の一環として行われています。今年も4年生58名が参加しました。



 まず、水の大切さや、山の樹木が〈緑のダム〉の役割をしていることを話したり、真水が全世界の水の3%しかなく、世界には、 水で困っている人たちが大勢いることを話しました。

 

 さっそく、鎖川に入り、水生生物を集めました。子供たちも初めての採取だったので、最初は苦労しましたが、 慣れると川の石にへばりついている、「ヒラタカゲロウ」や「ナガレトビゲラ」などの水生生物を捕まえて名前をノートに書いていました。 1時間くらいの採取で、それぞれ捕まえた名前と数をひろい、鎖川の水質判定をだしました。今年も、鎖川の水は「水質階級Ⅰ」の『きれいな水』 という結果でした。
 今年は、しばらくいなかった“カジカ”もいて、鎖川が自然清流となってきたことを感じました。

   さっそく、鎖川へ

  いざ!水生生物の採取へ

  パットに集められた水生生物

 一生懸命水生生物の名前を記入

  最後には、やはり水遊びが主体

 子供たちを自然の中に連れ出すと、なんといきいきしていることか。常日頃子供たちも時間に追われ、 忙しい日々を送っているのだろうか。川の中ではしゃいでいる子供たちを見ていると、 大人がもう少し子供を自然の中へ連れ出してやらなければならないのだと、つくづく思ってしまう。

日付:2009年08月08日
タイトル:『五感を使った自然観察会』を実施する

8月7日、朝日村の「縄文むら公園」で、『五感を使った自然観察会』を行いました。

参加者は、「朝日村小学校」の1年生から4年生の子供25名でした。

  男の子も女の子も元気一杯! 

 “見る”、“聞く”、“嗅ぐ”、“触る”を体験しました。

 まず、“見る”は樹形の違いを描いてもらうことにより、それぞれの木が持っている特徴を掴んでもらいました。

     熱心に樹形を描いています

 “聞く”は、それぞれ好きな場所で、自分の周りで聞こえてくる音を「サウンド・マップ」で表してもらいました。

 “嗅ぐ”は、山で集めてきた「アブラチャン」、「クロモジ」、「ホウノキ」などの匂いの強い樹木を嗅いでもらいました。

 “触る”は、目隠しをしてもらい木から木にロープを辿って歩き、木肌の手触りを味わってもらいました。

  目隠しして、木肌の感触に触れる

 子供たちは、自然の中に入るといきいきとしてくる。どんなことにも興味を持ち、体全体で五感を感じることができるのだ。 そんな子供たちと接していると、もっと自然の中で遊ばしてやりたい。子供にとっての遊びは、大切な学習なのだ。したがって、 子供の五感を含めた身体全体で、自然と一体感を持ったり、共鳴する遊びを通して、自然への共感心を持たせてやりたいと思っている。

   また一緒に遊びたいね!

日付:2009年07月20日
タイトル:『ヒメボタルの乱舞』を見よう!

7月18日(土)に、「朝日村野俣沢林間キャンプ場」周辺で、ヒメボタルの鑑賞会を行いました。 主催は朝日村住民課環境係で今年で5回目の開催で、参加者は親子連れやお孫さんを連れた祖父母など約60人で、 参加者も年々多くなってきています。

参加者は、約60名ほどでした。子供たちが多かったナー。

ヒメボタルのことをいろいろ説明しました。 

 朝日村のヒメボタルの生息地は、いっさい人間の手が入っていない自然のなかで生息しています。ヒメボタルは、 長野県の準絶滅危惧種に指定されています。それだけにこの生息地を将来にわたって残していくことが、いまの私たちの役目だと思っています。

 鑑賞会は、7時に現地集合で30分くらいヒメボタルの生態や、生息場所についての説明を行い、7時30分頃から始まりました。 この生息地は7月17日から22日くらいまでが最も飛び交います。だからこの日も飛び交うヒメボタルが多く、 参加者の皆さんも感激の声を発していました。
子供たちもヒメボタルは初めて見る子がほとんどで、「クリスマスツリーみたい」とか「宝石みたい」 などと子供らしい発想でホタルを追っていました。

いざ!鑑賞会へ 

子供たちが一生懸命にホタルを見ている姿です。

 慌ただしく、忙しい現代であるが、一夜でもゆっくりと子供とホタルを見る余裕が欲しいものである。 これからも毎年ヒメボタルの鑑賞会ができるようこの生息地を守っていかなければならないと思っている。

日付:2009年06月14日
タイトル:H21 日本樹木医会総会開催

6月12日、東京の九段会館において、平成21年度の「日本樹木医会通常総会」が行われました。今年から法人化されるために「法人設立総会」も行いました。

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       樹木医総会の会場となった「九段会館」


12時30分~15時10分まで通常総会と設立総会が行われ、坂本 功会長のあいさつに始まり、来賓の皆様によるご祝辞がありました。総会は無事終了しました。

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       会長である坂本功氏の挨拶

 15時20分からは、特別講演で、財団法人林政総合調査研究所 理事長、農学博士であられる「小澤 普照」氏による『今後の樹木医活動に期待するもの』という演題で話をされました。先生はかつて林野庁長官もなされていて、当時の樹木医創設にまつわる話や、生まれた時からの自分史を語っていただき、先生のバイタリティあふれる行動には、感銘しました。

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    小澤普照氏による特別講演


引き続き、事例報告として、東京都支部の和田 博幸樹木医による「東京都支部の活動について」と同じく東京都支部の美濃又 哲男樹木医による「市民・行政・樹木医の協働によるさくらの保全」と題し事例報告がなされました。

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  事例報告の和田博幸樹木医(上)と美濃又哲男樹木医



夕方6時からは、祝賀会が行われ、飲みながらの情報交換は相変らず活発でした。

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    祝賀会の始まりは、鏡開きでした。


 

日付:2009年04月21日
タイトル:『桜 鑑賞会』開催 “桜を愛でる、桜を知る”

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          (日程の説明をする)

4月19日、ようやく朝日村のサクラも満開となり、『桜観賞会』を行うことができました。場所は朝日村公民館周辺の約30本ほどの桜を対象にしました。暖かい日が続いたためか、昨年よりは一週間早い満開でした。(ちなみにこの場所の標高は750mあります。)

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    (ソメイヨシノの下で花のボリュウム感を味わう)


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            (ねむり芽の説明)

この日は、快晴でサクラをゆっくり見て回るには最高の日になりました。参加した皆さんも、普段は車で通り過ぎて“ああ!咲いてるな”くらいで終わってしまうが、見事に咲き誇るソメイヨシノのボリュウム感を目の前にして、圧倒されたようでした。 今回は、「桜は日本人の心の花か?」と題し、ソメイヨシノが一本の木からなるクローンであること、忌地現象のこと、ソメイヨシノの運命について、サクラはどこから来たか、などの話をしながら見て回りました。

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          (暖かい日差しが心地よい)

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(公民館周辺の満開になったソメイヨシノやオオヤマザクラ)


“パッと咲いて、パッと散る!”ソメイヨシノの花は、本当にはかない運命を背負っている。わずか10日くらいしか人間には注目されず、あと355日は見向きもされないのが現状である。これも“熱しやすく、さめ易い”日本人の性格を背負わせられた花なのだろうか・・・・・?

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(朝日村西洗馬に見事に咲いているベニシダレザクラです)

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(まるで滝を思わせるように咲き乱れるベニシダレザクラ)


 

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